新型コロナウイルスの感染も相まって、多くのジムやトレーニング施設が閉鎖となる中、新たに広まった「自宅トレーニング」。
自分で、はたまた、オンラインで、とその方法も様々ですが、通勤・通学での歩行や外出が制限されてる中、運動不足を解消するために多くの人が取り組むようになりましたね。
そんな自宅トレーニングでのポイントを数回に分けて解説していきます!
自宅で運動すること
リモートワークが進むことで、今までの仕事と家庭を分けての生活パターンから、同一空間で仕事・プライベートが済むというワークライフバランスの変化が起きています。
運動にも波及し、これまでの「仕事帰りにジムによって帰る」「昼休みに皇居ラン」など屋外での運動から、「ジム環境を自宅にも」「リモートワークで運動不足になったから自宅でトレーニングを」など、これまで運動していて継続する人、通勤・通学など日常的な生活強度が下がったことにより運動を始める人など、その理由は様々です。
しかし、いろんな理由があれど、それぞれのパフォーマンスを高めるためには、自宅で運動するメリットやデメリットを理解した上で、適切な運動を継続することが必要です。
メリット
- 誰にも邪魔されない
- ジム内の他者に対する気遣いが不要
- 時間を気にせず、いつでもできる
- 運動、栄養補給、シャワーなどジムで行えるすべてが省スペースでできる
- 運動の良し悪しやスタイルなど、他人の視線を気にせず自身の動きに集中しやすい
ジムやスポーツクラブ、屋外でのランニングなど、自身の運動に集中しているものの、意外と他人の視線は気になるもの。
他人の視線をモチベーションとして運動効果を発揮することももちろんありますが、一種の強迫観念のような状況により、ストレスの一因となることもあります。
また、ソーシャルディスタンスを取ることがジム内でも求められる場合、運動の内容よりも距離感など周辺環境に注意を払うことは、新たな心理的ストレスにもなりうるでしょう。
自宅内での運動は、時間・場所・環境・人などの制約が少なく、気兼ねなく取り組みやすいものです。
最近では、SNSに多くのトレーニング動画や方法が掲載されていることもあり、すぐに運動に取り掛かれることは魅力の一つでしょう。
加えて、自分の「ペース」に合わせて、運動強度を調節しやすいこともあり、無理に頑張りすぎることなく、程よいところで(途中で)運動を制限できることも魅力の一つです。
デメリット
- 家族の視線
- 適切な運動指導:方法・動作が合っているのかどうかがわからない
- 負荷強度の選択があいまい
- 自身の課題や特徴が見えにくい
- 時間管理が不規則になり、継続性が損なわれやすい
自宅での運動・トレーニングを続ける上で大事な要素の一つに、モチベーション、つまり動機が挙げられます。
他人の視線や励み、会う・会話するなどの何気ない接点が自然とトレーニング中にあるこれまでと異なり、自宅の場合は、家族以外の接点などが希薄になりがちです。
運動を続ける動機自体がなくなると、最初は続けようと思ったトレーニングも、気付いたら1週間、2週間と疎遠になっていく、なんて話は多く存在します。
加えて、動機を左右するものとして、「適切な」量や強度、頻度、方法、動作などがわからないまま進めて、変化・効果がなくなる、返って痛みが出てしまうなどの弊害も挙げられます。
自分のペースでできるメリットがある一方で、進捗や変化が見えない、出来ているかどうかが「見えにくく」なることは、デメリットとして考えられるでしょう。
家族がいる方などは、集中の度合いなどを制限せざるを得ないなど、気づかない制約などは実は存在しているのです。
メリット&デメリットを活かす
-メリットの最大化&デメリットの活用-
運動やトレーニングの効果の即時化・最大化をするために最も必要なことは、「継続」です。
これまでジムに行って行っていたような運動は、「決まった場所」で「決まった時間」に行えていたこともあり習慣化していた人も多いと思います。
それを、自宅でも出来る運動を、決まった時間に行い、少しずつでも続けられるように工夫すること、自宅トレーニングのコツはここにあると思います。
ジムでしかできない運動 → 自宅で(狭い場所でも)行える運動
決まった時間 → 10分の短時間でも同じ時間帯に行う
習慣化 → 毎日の記録(写真、ログなどなど)を残す
継続するための環境づくりを、上記ポイントを抑えてまずは始めてみてはどうでしょう?