ネットで溢れるトレーニングの映像、画像、方法、実際のところどのくらい理解して、取り組めていますか?

最近ならば、自宅でできるエクササイズが、インスタグラムやツイッター、YouTubeなどで連日配信され、ちょっと気になった動画をちょっとやってみよう、と思って実際に取り組んでみた人もいるでしょう。

そんなところで、ちょっと気になったことを書いてみます。。

スポーツが文化に?

ほんの10年前ならば、こんなに頻繁にトレーニングの映像や動画を毎日簡単にみれる世の中ではなかったことを考えると、ものすごく手軽になったという驚きがある。

加えて、海外の文化・ブームに押され、皇居ランなどからランニングを行う人が増え、一般的に運動することが徐々に一般的になってきたことも事実。一方で、病院や治療院などに、トレーニングしすぎ、正しいやり方がわからずに痛めた、などという理由で駆け込む人もよく聞くように。

日本全体のフィットネス人口は、2020年のオリンピックを契機に増加傾向にあり、市場規模も拡大傾向ではありま”した”(COVID-19により今後大きく変動する可能性もあります)。

トレーニングを手軽に行える、実施する人が増えると一方で、逆効果として怪我をする人・確率も増加することは、トレーニングの光と影の一部分でもあるかなと思います(あってはならないんですが)

トレーニングの種類って?

ここまでトレーニング、トレーニングって一言に言っていますが、その種類も年々多様化しています。

テレビなどマスコミを通して、人気となったクロスフィット(複数の種目を組み合わせてサーキット形式に動く)や健康増進や手軽に汗をかきたいところから始めやすいヨガ、姿勢矯正までしっかりと含めたピラティス、しっかりとキレのある体をめざしたいボディメイク(ボディビルディング、フィジークなど)、多種多様なものがあります。

いろいろな選択肢があった方が、「自分の興味」や「面白そう」、「楽しそう」など個人ごとの好み・希望に合わせて、よりトレーニングそのものが身近なものになりますね。

結局のところ、選択したトレーニングが「しっかりと続けば」効果は身体的や心理的側面から見ても、しっかりと出てくると思います。

けれど、なかなか続かないところがトレーニングの難しいところでもありますよね。

なぜ始めたトレーニングが続かないのか?

これは詳細はまた別の機会に整理したいところですが、簡単に言えば、

辛い」「飽きた」「めんどくさい」「効果が出ない
こんなネガティブワードが大体出てくるところ。

あんなにも楽しい!面白い!やってみたい!続けれそう!、と思ったトレーニングが、少し経つだけで、なぜ辛いか?飽きるのか?効果が出ないのか?

その理由の一つには、「プログラムの強度」が自分にフィットしていない、ことが原因として考えられます。

どう自分にあったトレーニングを選べばいいの?

簡潔に。キーワードは、「簡単・70%・短時間」です。

トレーニングの方法は、個人的には実はあまり問題ではないと考えていて(単純か複雑かは別として)、「やり方や動作が理解できているか」が大事なところです。

簡単

どんなにいいトレーニングでも複雑すぎる、難し過ぎる動作は、一回で理解できず記憶にも残りません。
一方、簡単なトレーニングは、取り組みやすく、且つ、「出来た!」という成功体験を獲得しやすいものです。

褒められた!出来た!と言った体験は、やはりうれしいもので、記憶に残りやすい。
まず手始めには、「出来そうな」種目に取り組んでみることが必要ですね。

70%

やり過ぎないで、7割くらいで回数・セット数・気持ちを持っておくと、満足度・効果の双方は担保されやすいポイントです。

日々仕事として勝負をしないといけないようなアスリートの場合は、追い込む場面も必要ですが、反動も大きくリカバリーやコンディショニングを並行して行う必要があります。高強度のトレーニングも週に1回や2回のタイミングを作る程度(時期によって変動)で、通常はそこまでしません。

もうちょっと出来るな、くらいで止めておくと、疲労感や満足度、効果も得やすいと思います。

短時間

1回のトレーニング時間を短時間で区切ってしまう方が効率がよいもの。
長時間(1〜3時間)を毎日割くことは、多くの人は困難でしょう。

でも、1日5−15分、気になった瞬間に1回、1セット、1セッションなど、隙間に入れることはできるのでは?
1日の合計が10分でも20分でも、毎日の習慣化として続いていれば、間違いなく効果は生まれやすい環境となります。

まずはやってみよう!

上記のように、細かい点も色々とあるところですが、結局は「まずはやってみよう!」というところ。

出来ても出来なくてもいい。

やったことないトレーニング、動作など、最初は出来ないのが当たり前です。
むしろちょっと失敗した方が、直して、次に確認できる材料ができるくらいです(その段階ですでに2セット分トレーニングしている!)
まずそのスタートの1歩を踏み出す(大袈裟なので、進めるくらいで)。

皆さんのパフォーマンスを変える、その手助けを。。